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体外受精の技術が確立された直後、「試験管ベビー」という言葉が流行したように、体外受精は非常に人工的な不妊治療という見方をしている人も少なくありません。しかし、場所が体内から体外になっただけで、卵子と精子を同じ場所に入れ、自然に受精するのを待つという自然の流れはほぼ変わりありません。精子の動きが極めて弱い場合は、直接卵胞に注入する顕微授精を行うこともあります。
タイミング法とは、基礎体温や唾液による排卵チェッカーなどを利用して排卵日を予想し、夫婦関係を持つ不妊治療のことです。自然妊娠が可能であるにもかかわらず、何かしらの理由があってたまたま妊娠のタイミングを逃していただけという場合には、この方法が有効とされています。医師に掛からず自分達で行う事も出来ますが、病院のほうがおりものの状態、血中ホルモンの濃度など正確に測定できます。
何らかの原因で排卵が起きにくい、あるいは全く起きないといった場合に、ホルモン不足を補うために使うのが排卵誘発剤です。通常、卵子は片方の卵巣からひとつずつ出ますが、この排卵誘発剤を使うことで一度に二つ、三つと卵子が出てくることがあります。排卵誘発剤による多胎妊娠が多いのはこのためです。飲み薬と注射があり、注射の方がより強力です。
体外受精は、タイミング法や排卵誘発剤、人工授精など、他の様々な不妊治療法では妊娠が望めないと分かった場合に取られる方法です。卵管が両方とも閉塞していて排卵が望めない場合など、明らかに自然妊娠が不可能と分かっている場合を除き、最初から不妊治療で体外受精ということはまずありません。
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